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【AfterEffects/アフターエフェクト】標準エフェクトを使用した2通りの集中線の作り方

【AfterEffects】標準エフェクトを使用した2通りの集中線の作り方

 

AfterEffectsの標準エフェクトを使用して、アニメ等でよく見る集中線の作り方を紹介します。

今回は2つの方法で集中線を作っていきます。

どちらも簡単に作れますので是非試してみてください!

では早速、集中線を作っていきましょう!

 

【AfterEffects】で作る「集中線」その①

 

まずは1つ目の作り方です。

おそらくこの方法で集中線を作っている方が多いのではないでしょうか。

以下の設定で新規コンポジションを作成します。

 

cmposition

 

 

コンポジション設定

・コンポジションサイズ : 1920*1080

・デュレーション : 5秒

 

平面レイヤーに「フラクタルノイズ」を適用

 

まずはショートカットキー「Ctrl+Y」で新規平面レイヤーを作成します。

 

カラーは「ブラック」、レイヤー名を「fractal」としておきます。

 

平面レイヤーにエフェクト「フラクタルノイズ」を適用します。

 

パラメーターを調整します。

 

 

fractal para

 

「フラクタルノイズ」パラメーター

・コントラスト : 500.0

【縦横比を固定】のチェックを外します。

・スケールの幅 : 3.0

・スケールの高さ : 5000.0

サブ回転にキーフレームを打ちます。

・【0秒】: 0.0°

・【5秒】: 90.0°

 

 

keyflame

 

するとこのような流線のアニメーションが出来ます。

 

 

ryusen

 

エフェクト「極座標」を適用

 

fractalの平面レイヤーにエフェクト「極座標」を適用します。

 

パラメーターを調整します。

 

極座標パラメーター

 

「極座標」パラメーター

・補間 : 100.0%

・変換の種類 : 長方形から極線へ

 

極座標を適用するとこのようにレイヤーを丸めることが出来ます。

 

 

極座標_丸

 

次にレイヤーの「スケール」を調整します。

 

スケール : 210.0%

scale

 

このように、画面を覆うようにサイズを大きくすることで外側から中心に走る流線が出来ます。

 

 

フラクタル_流線

 

レイヤーをプリコンポーズ

 

ショートカットキー「Ctrl+Shift+C」でレイヤーをプリコンポーズします。

 

precomp

 

 

プリコンポーズをすることで、レイヤーを一つの【箱】に入れることが出来ます。

 

レイヤーがたくさんある場合でも、プリコンポーズをしておくことで中身全体にエフェクトやマスクをかけられます。

 

プリコンポーズしたレイヤーの名前は「fractalコンポジション 1」としておきます。

 

precomp2

 

マスクをかける

 

プリコンポーズをしたレイヤーに楕円形のマスクをかけます。

 

 

AfterEffects画面上部のツールバーからシェイプのアイコンをクリック長押しすると、形状を選択できます。

 

 

この中から【楕円形ツール】を選択します。

 

楕円形ツール

 

次に、レイヤーを選択した状態で楕円形ツールのアイコンをダブルクリックします。

 

アイコンをダブルクリックすると、選択した形状が画面サイズに合わせて適用されます。

 

mask

 

 

レイヤーを選択してない状態でアイコンをクリックすると、マスクではなくシェイプレイヤーが作成されますので注意してください。

 

 

次に、マスクの適用範囲を反転させます。

 

 

マスクのプロパティにある【反転】のチェックボックスをONにします。

 

hanten

 

 

するとこのように反転されます。

 

hannten2

 

 

ここからマスクの範囲とぼかしを調整し、集中線を作っていきます。

 

 

「マスク 1」の左側にある三角をクリックし、マスクのプロパティを表示します。

 

プロパティを調整します。

 

maskparameter

 

「マスク」パラメーター

・マスクの境界のぼかし : 320.0 pixel

・マスクの拡張 : 50.0 pixel

 

この辺はお好みで調整してもらえれば良いかと思います。

 

集中線の完成!

 

これで集中線の完成です!

 

集中線①

 

 

こちらを動画として書き出して素材化しておけばいつでも集中線を適用出来ます!

 

 

次はもう一つの集中線の作り方をご紹介します。

 

 

これから作る方法は、集中線の方向を中心だけでなく自由自在に向きを変えられる方法です。

 

 

【AfterEffects】で作る「集中線」その②

 

2つ目の集中線の作り方の手順も先程とだいたい同じですので、使い分け出来るように知っておいても良いのではないかと思います。

 

それでは作っていきましょう!

 

平面レイヤーを作成しフラクタルノイズを適用

 

先程と同じように平面レイヤーを作成し、エフェクト「フラクタルノイズ」を適用します。

 

 

フラクタルノイズのパラメーターはその①の値と同じように調整します。

 

fractal para

 

「フラクタルノイズ」パラメーター

・コントラスト : 500.0

【縦横比を固定】のチェックを外します。

・スケールの幅 : 3.0

・スケールの高さ : 5000.0

サブ回転にキーフレームを打ちます。

・【0秒】: 0.0°

・【5秒】: 90.0°

 

エフェクト「CC Cylinder」を適用

 

フラクタルノイズを適用したレイヤーに、エフェクト「CC Cylinder」を適用します。

CC Cylinder

 

 

「CC Cylinder」というエフェクトは、適用したレイヤーを3Dの筒状に丸められます。

 

 

パラメーターを調節します。

 

cylinderpara

 

「CC Cylinder」パラメーター

・Radius(%) : 1.0

・Rotation X : +90°

 

このように調整することで、筒状になったレイヤーをより細くし、Xの値を90°傾けることで方向をコチラ側に向けます。

 

90°

 

しかしこのままではまだ遠いので距離を近づけます。

 

「CC Cylinder」は適用したレイヤーを3Dに対応させるのでカメラレイヤーを使用します。

 

新規カメラレイヤーを作成

 

カメラレイヤーを作成します。

 

カメラレイヤー

 

カメラレイヤーのパラメーターを調整します。

 

トランスフォームのプロパティを開き、【位置】のZ軸の値を0.0に設定します。

 

カメラの位置

 

 

するとこのようにグンと近づくことが出来ます。

 

カメラ寄り

 

 

集中線の方向を変える方法

 

 

集中線を作るにあたって、あとはその①で紹介したようにカメラとフラクタルノイズのレイヤーを選択してプリコンポーズをします。

 

そしてプリコンポーズをしたレイヤーにマスクをかければ集中線が出来るのですが、3Dに対応している「CC Cylinder」を使用するメリットをご紹介します。

 

とても簡単です。コンポジションパネル上でドラッグをすると、カメラの角度を変えられます。

 

カメラドラッグ

 

ツールパネルにある「軌道カメラツール」を使用してドラッグをしても同じことが出来ます。

 

軌道カメラツール

 

キーボードショートカットの「C」でズームや回転のツールを切り替えることも出来ます。

 

 

こうしてカメラの角度をぐりぐり変えることで集中線の向きを自由に変えることが出来ます。

 

 

集中線の向きを決めたら、レイヤーをすべて選択しプリコンポーズをします。

 

 

最後に流線の向かう中心を軸にしてマスクをかけると集中線の完成です。

 

集中線②

 

まとめ

 

今回は2つの方法で集中線の作り方をご紹介しました。

 

どちらの方法も使用する場面に応じて使い分けていただければ良いかと思います。

 

 

まとめ

・「極座標」を使用した集中線

集中線の方向が定まっている場合

・「CC Cylinder」を使用した集中線

集中線の向きを自由に変える場合

 

 

最後まで見て頂きありがとうございました。